35年経った今でも、トトロに並ぶような作品が出てこない訳。

これは「間」という日本の概念のおかげです。説明するのは少し難しいですが、基本的には空白、休止、ギャップを尊重することです。大切な人とおしゃべりしているときに、埋める必要を感じない心地よい沈黙に陥るようなものだと考えてください。ジブリ映画にはそのような沈黙があふれており、おそらくそれが映画がとても居心地がよく快適に感じられる理由でしょう。たとえばトトロでは、女の子の父親が静かに仕事をし、女の子が庭で遊んでいるシーンが思い浮かびます

数週間前に3歳の娘と一緒にこの映画を観ましたが、娘が立ち止まって1時間ほど夢中になった唯一の映画です。娘は普段、「SING/シング」などの大音量のミュージカルを観たがります。

映画に息づくこのコンセプトが大好きです。千と千尋の神隠しで私が一番好きなシーンの一つは、千尋が電車で旅をしているシーンです。そこにはセリフはなく、電車の音と周囲の雑音だけです。美しいですね

エバートのレビューの宣伝文句が気に入りました。

「これは、私たちが住んでいる世界ではなく、私たちが住むべき世界のために作られた子供向けの映画です。悪役のいない映画です。格闘シーンはありません。邪悪な大人もいません。2人の子供の喧嘩もありません。恐ろしいモンスターもいません。夜明け前の暗闇もありません。優しい世界です。森の中で奇妙な巨大な生き物に出会ったら、そのお腹の上に丸まって昼寝をする世界です。」

主に小さな子供向けですが、年齢層を超越しているのは、観客に見下した話をしていないからです。舞台は現実の世界で、戦後の日本です。母親は（おそらく）結核で入院しており、家族全員が母親の近くに住むために田舎の家に引っ越します。それでも、誰もが温かさと思いやりに動かされ、自然は雄大で力強く、それでいて友好的で、人は間違いを犯しますが、誰も取り残されることはありません。

大人になってもとても新鮮で楽しめる作品です。困難や失望もありますが、それらは人生の事実として扱われています。そして、それらすべてに直面しても、とても前向きな姿勢が見られます。父親も、子供たちの話への対応の仕方において、模範的な存在です。

『紅の豚』でさえ、エースパイロットや海賊が登場するにもかかわらず、静かなシーンが多い。

トトロが今日公開されたら、興行収入は絶対大失敗するだろう。

みんなこの映画が大好きだということはわかっているが、私たちはみんな、この映画をありのままに評価できる大人だ。子供たちはこの映画に飽きてしまうだろう。ハリウッドアニメがうるさくて大げさなのも、理由がある。

これは子供時代のピークです（笑)私も同じような経験がありました

千と千尋の神隠しは、怖がっている子供の気持ちをうまく表現しています。千尋の両親がトンネルに入っていくとき、千尋が建物が迫り、風が吹いていることに気づくシーンなど。子供の頃にこの映画を観たとき、全体的には大好きだったにもかかわらず、とても不安になったのを覚えています。

昨年の秋、ようやく子供（11歳）と一緒に「千と千尋の神隠し」を観ることができました。ところどころ怖がっていたものの、最後まで観て、最終的には楽しめました！妻も同じです。

実際、私は50歳の男で、ジブリが大好きです。数週間前、ある女性が私の家を掃除しに来ました（私は四肢麻痺で、時々誰かに掃除を頼んでいます）。彼女は小さな娘を連れていました。彼女は英語を話せなかったので、私は映画を見せました。彼女はとても気に入ったので、彼らが帰るときに、40cmのトトロのぬいぐるみを彼女にあげました。

その小さな女の子がトトロのぬいぐるみを抱きしめている幸せは、私にとって最高のひとときでした。

火垂るの墓の空虚さを感じさせないために、この2つを二本立てで上映したのだろうか？

冷静になって『火垂るの墓』を観た。なんてことだ。

友人からジブリの映画をどれでも観るように言われ、最初に見つけたのが『火垂るの墓』だったが、私の感情にとってこれまでで最大の間違いだった…。

私の娘も同じ年齢で、彼女も大好きで、バカバカしいバケツがお気に入りです

ポニョは最高だよ

辛口の意見ですが、ポニョは私のお気に入りのジブリ映画です。

色鉛筆で描かれた背景、キャスト、音楽…ポニョが波間を走るシーンは、私のお気に入りの映画とアニメーションの1つです。

罪悪感を感じますか？ポニョがハムを愛するように、私もポニョが大好きです！